作者・訳者と作品 (検索は ctrl+F 押下によるブラウザの検索機能を使用してください)

当店で取り扱います絵本・童話本の作者・訳者の作品とプロフィールをご紹介します。

■国内 作者プロフィール

作者名 プロフィール
愛野 恵 1998年千葉県生まれ。東京都町田市在住。
青木 淳 1956年横浜市生まれ。1980年東京大学工学部建築学科を卒業。1982年大学院修士課程を終了。1983-90念磯崎新アトリエに勤務し1991年(株)青木淳建築計画事務所を設立。潟博物館、遊水館、青森県立美術館などの公共建築、ルイヴィトンの店舗設計などさまざまな建築を独創的な空間やテイストで作り続けている。主な著書に「青木淳 JUN AOKI COMPLETE WORKS1 1991-2004」、「原っぱと遊園地」などがある。
赤羽 末吉 1910年東京生まれ。1959年日本童画会展で茂田井賞受賞。1962年「日本の神話と伝説」で小学館児童出版文化賞佳作賞。1965年絵本「ももたろう」と「白いりゅう黒いりゅう」でサンケイ児童出版文化賞を受賞。1975年「スーホの白い馬」でブルックリン美術館絵本賞受賞。1980年国際アンデルセン賞・画家賞を受賞。「ほしになったりゅうのきば」「かさじぞう」「つるにょうぼう」などの絵本多数。
安西 徹雄 昭和8年愛媛県松山市に生まれる。昭和40年上智大学大学院終了。英国バーミンガム大学シェイクスピア研究所に1年間留学。現在上智大学文学部教授。訳書はE・G・サイデンステッカー「異形の小説」ほか、絵本では「ぞうのエルマー」「まほうをわすれたまほうつかい」「ジャングルにいったベン」などがある。
あまの JACK 大阪府生まれ。独特の優しい感性を持ち、個性的なタッチで評判のイラストレーター。
石倉 欣二 1937年香川県出身。東京芸術大学卒業。主な作には「やまをおわれたくじら」「14歳の妖精たち」「西遊記・空飛ぶ悟空」「二本足のいむベア」などがあり、「たなばたむかし」ではサンケイ児童出版文化美術賞を受賞。
石坂 浩二 1941年東京生まれ。慶応義塾大学在学中にテレビドラマ「7人の刑事」でデビュー。その後数々のテレビ・映画・舞台の作品に出演。そのかたわら自ら主宰する劇団「急旋回」の団長として若手の育成も手がける。絵画においてもその才能を発揮、1974年より1984年まで二科展に連続入賞を果たしている。
伊勢 英子 1949年北海道生まれ。東京芸術大学デザイン科を卒業。主な作品に、絵本「むぎわらぼうし」、「ざしき童子のはなし」、「山のいのち」、創作童話に「マキちゃんのえにっき」、<おばあちゃんだいすき>、エッセイに「カザルスへの旅」、「グレイがまってるから」等がある。
市川 里美 岐阜県生まれ。1971年からパリ在住。「春のうたがきこえる」で講談社出版文化賞絵本賞、「はしって!アレン」でサンケイ児童出版文化賞美術賞など国内での受賞も多数。1997年にはそれまでの仕事に対してパリ市長賞を受賞。現在はアメリカ、フランス、イギリスなどの出版社からも絵本を出版している。
伊藤 文人 神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究科卒業。イラストレーター及びグラフィック・デザイナー。トリックアートの研究。著書に「まさかさかさかま」がある。
いとう ひろし 1957年東京生まれ。主な作品に「みんながおしゃべりはじめるぞ」、「ルラルさんのにわ」、「こだぬきタベタ」、「マンホールからこんにちは」、「おさるのまいにち」、「ぞうのみずあそび」、「さんにんさんた」など多数。
稲垣 晴美 1952年東京生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。ヘルシンキ大学へ留学し、その3年間の体験をエッセイ「フィンランド語は猫の言葉」に著す。絵本の翻訳に「サンタクロースとまほうのたいこ」、「やったね!大スクープ!!」、「大時計のおばけたち」がある。
稲本 正 1945年富山県生まれ。工芸家。「人間と自然の共生」をめざし、木によるモノ造りを続ける一方、東京の「オークハーツ」を拠点に「環境教育」を軸とするプロジュース活動を展開。著書に「緑の生活」「森からの発想」「森の旅 森の人」、「森に育てられて」など。
今江 祥智 1932年大阪に生まれる。同志社大学英文科卒業。児童文学者。聖母女学院短期大学教授。著書に長編「優しさごっこ」評論集「夢見る理由」絵本「あのこ」、絵本の翻訳に「すてきな三にんぐみ」がある。
いわむら かずお 1939年東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。児童出版美術科連盟会員。主な作人に「14匹のひっこし」、「タンタンのずぼん」、「ひとりぶっちのさいしゅうれっしゃ」、「トガリ山のぼうけん」等がある。
いわさき ちひろ 1918年福井県武生市生まれ。翌年東京へ移る。東京府立第6高女卒業。1972年に「ことりのくる日」でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。代表作に「あめのひのおるすばん」「戦火のなかの子どもたち」画集に「いわさきちひろ作品集」などがある。
岩本 康之亮 1924年島根県生まれ。大阪美術格好油絵科卒業。童画のほかに出版物の装幀などでも活躍。独自の美しい画風による数多くの作品があり、”華麗なる洋蘭の世界”という油絵個展も行なっている。
上野 紀子 埼玉県生れ。日本大学芸術学部美術科卒業。作品に「ねずみくんのチョッキ」などの「ねずみくんの絵本」シリーズ他多数ある。
内田 莉莎子 1928年東京生まれ。日本の翻訳家、児童文学者、ロシア文学者。早稲田大学露文科卒業。1964年にポーランド留学。外国児童文学の翻訳紹介をする。『てぶくろ』『おおきなかぶ』などはロングセラー。 父は洋画家の内田巌。祖父は内田魯庵。妹の堀内(内田)路子は堀内誠一の妻。夫はポーランド文学者・東大教授であった吉上昭三。他の著書に「ロシアのわらべうた」、「ぞうのドミニク」、「太陽の木の枝」、「ロシアむかし話集」などがある。
内田 麟太郎 1941年福岡県生まれ。「さかさまライオン」で絵本にっぽん賞、「うそつきのつき」で小学館自走出版文化賞を受賞。作品に「だれかにあったはずなんだ」、「こっそりおてがみ」、「そらとぶアヒル」、「ともだちや」、「だじゃれことわざ変事件」。詩集「うみがわらっている」など多数。
大田 大八 1918年生まれ。多摩美術大学卒。日本動画会賞、小学館絵画賞受賞。1970年国際アンデルセン賞次席。主な作品に「世界にパーレただひとり」、「馬ぬすびと」がある。
岡本 一郎 1946年東京都生まれ。童話の他に放送台本も執筆。いずれもナンセンスものを得意としている。主な作には「まちのめずみとおなかのねずみ」「どうぶつえんのなつやすみ」「なんじゃじまものがたり」「はいいろねこ」などがある。
小澤 摩純 1962年東京生まれ。女子美術大学版画科卒業。作品に「クリスマス急行」、「ゆめがとびだしたケーキ」、「魔法シャーホ」、「くいしんぼうがまってるぞ」、「ナースリーテールカレンダー1990」。
乙武 洋匡 1976年4月6日東京都生まれ。「スポーツのすばらしさを伝えたい」との思いからはじめた「Number」の連載、スポーツキャスターとしての「スクープ21」出演などがある。絵本「プレゼント」の出版や、「小学1年生」での連載など、子供たちにメッセージを発信することにも力を入れている。著書に、自身の生い立ちをユーモラスに綴った「五体不満足」「ニュースの森」におけるキャスターとしての経験をまとめた「乙武レポート」がある。
小沢 昭巳 1929年富山県生まれ。1949年富山県伏木小学校勤務、その後県内の小学校や教育研究所に勤務。1988年と「べないほたる」出版。1990年同作品で第1回高岡市民文化賞受賞。高岡市立伏木小学校校長退職。1991年北日本新聞功労賞受賞。1992年富山県功労賞受賞。1995年「とべないホタル」を原作とした長編アニメ映画「ピピととべないホタル」上映。著書に「とべないほたる」シリーズ、「一人ぼっちの狼と七匹の子ヤギ」、「遠ざかる空」など多数ある。
折原 みと 1964年生まれ。少女漫画家として活躍。はじめての児童小説「ときめき時代 つまさきだちの季節」で作家としてデビュー。続刊に「ときめき時代 まぶしさをだきしめて」。絵本作家としても新しい才能を発揮している。作品に「夢見るように愛したい」、「エンジェル・ティアーが聴こえる」、「彼の背中を抱きしめたい」、「桜の下で逢いましょう」、「2100年の人魚姫」、「金の砂漠王」など多数。
加藤 晃 1941年東京生まれ。テレビの「おかあさんといっしょ」、「ピンポンパン」などの造形美術に携わりながら、一方では絵本、単行本の分野でも活躍。主な作品は「かんじのえほん」、「ABCの絵本」、「おふろ」、「なぞなぞビデオくん」、「レモンたんていおきなさい」など多数。
狩野 富貴子 1945年高知県生まれ。高知県立追手前高校卒業。独学でイラストレーションを習得。主な作には「みにくいあひるのこ」「ヘンゼルとグレーテル」「サクランボっ子のゆめ」「花ものがたり」などがある。
香山 美子 1928年東京都生まれ。「あり子の記」により第3回児童文学者協会賞を受賞。主な著書に「こんたくんのえーとえーと」「ヒッコリーのきのみ」「どうぞのいす」「もりのおくのちいさなひ」、童謡に「おはなしゆびさん」「げんこつやまのたぬきさん」など多数の作品がある。
岸田 衿子 東京生まれ。東京芸術大学美術学部を卒業。詩人、童話作家。詩集に「ソナチネの木」、エッセイ集に「草色の切符を買って」など。絵本に「ねこ ねこやなぎ」「どこでおひるねしようかな」「ジオジオのかんむり」「かばくん」「木いちごつみ」など多数ある。
北 杜夫 1927年東京に生まれる。東北大学医学部を卒業、慶大病院精神科に勤務する。「文芸首都」に発表した”幽霊”により、作家としての資質を明確にする。船医としての実体験から生まれた”どくとるマンボウ航海記”は多くの人々に支持され、著名などくとるマンボウシリーズが始まることとなる。1961年には”夜と霧の隅で”により芥川賞を受賞した。
樹山 かすみ 1957年生まれ。神奈川県在住。小さい頃から絵本や児童文学、それにマンガが大好きで、大人になってもまだまだ読み足りないと思っている。家の中で過ごすことの多い子供時代を送ったが、現在は未知の国を尋ね、珍しい食事と習慣に接するのがなによりの楽しみ。外国に行くと必ず各地の本屋に立ち寄り、読めない言語であっても買いまくってくるという趣味がある。訳書に「サンタのクリスマス」等がある。
くどう なおこ 作品に「のはらうた」、「てつがくのライオン」、「ともだちは海のにおい」、「あいたくて」、「おはつ」、「クヌギのりゅう坊1ともだちいっぱい」など。絵本の翻訳に「ゆっくりがいっぱい」、「みんないきてる みんなでいきてる」など。産経児童出版文化賞、芸術選奨文部大臣新人賞、巌谷小波文芸賞など受賞。
黒井 健 1947年新潟市生まれ。新潟大学教育学部中等美術科卒業。学習研究社幼児絵本編集部に入り、2年間絵本の編集に携わった後、1973年退社してフリーのイラストレーターとなる。以降、絵本・童話のイラストレーションの仕事を中心に活躍。1983年雑誌「詩とメルヘン」に掲載した一連の作品で、第9回サンリオ美術賞を受賞。主な絵本作品に「ごんぎつね」、「みんなみんなみーつけた」、「たんじょうびのごちそう」、「どんぐりたろうのき」、画集に「オンザ・ロード」、「ハートランド」、「旅の絵本」がある。
薫(くん) くみこ 1958年東京都生まれ。児童文学作家。女子美術大学デザイン科卒業。「十二歳の合い言葉」で日本児童文芸家協会新人賞を、「風と夏と11歳」で産経児童出版文化賞を、「なつのおうさま」でひろすけ童話賞を受賞。「あした天気に十二歳」、「人魚の身の上相談」、「世界一すてきなおくりもの」ほか作品多数。
小出 正吾 1897年静岡県生まれ。早稲田大学卒業。元明治学院社会事業科教授。前日本児童文学者協会会長。日本児童文芸家協会顧問。アジア・アフリカ作家日本委員会会員。1939年童話「たあ坊」で童話作家協会第2回童話賞を受けた。作品集に「小出正吾童話」、「ジンタの音」など多数がある。
櫻井 信夫 1931年東京都生まれ。國學院大學国文科卒業。主な作品には「ゆきむすめの里」「子そだてゆうれい」「好きだよっていいたくて」などがある。
ささき ようこ 1917年東京生まれ。明治大学文学部卒業。短編童話集「ベロ出しチョンマ「により1968年小学館文学賞を受賞し。他に短編童話集「立ってみなさい」「ゆき」「ちょうちん屋のままっ子」、ルポとして「職人衆昔ばなし」等がある。
佐藤 さとる 1928年横須賀市生まれ。現代随一のファンタジー作家と言われ、目覚しい活躍をしている。代表作「だれも知らない小さな国」をはじめ「佐藤さとる全集(全12巻)など著書多数。
篠崎 三朗 1937年福島県生まれ。桑沢デザイン研究所専攻科卒業。現代童画展ニコン賞、高橋五山峡が賞受賞。主な作品に「あかいかさ」、「おおきいちいさい」、「ちきゅうのなかみ」他多数。
篠塚 かをり 1934年平安北道生まれ。成徳学園高等保育学校卒業。幼稚園勤務のかたわら、詩や幼年童話を書く。(1981年没)
代田 昇 1924年長野県生まれ。東京の公立高校・中学教師を経て、都立有三青少年文庫で子供の本の研究に携わる。絵本に「てんりゅう」、「四人の兵士のものがたり」、創作に「子供の本を見なおそう」他。
スズキ コージ 1948年静岡生まれ。画集に「ゼレファンタンケルダンス」「ウィッチェン」など。絵本では「エンソくんきしゃにのる」「iあづさのせい?」「やまのディスコ」「タイキルとジョッコ」などがある。
鈴木 まもる 1952年東京都生まれ。調教芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、「ぼくの鳥の巣絵日記」で講談社出版文化絵本賞を受賞。主な作品に「まえむきよこむきうしろむき」、「せんろはつづく」、「つみきでとんとん」などがある。また鳥の巣研究家として「鳥の巣の本」、「鳥の巣研究ノート」、「鳥の巣いろいろ」などの著書がある。
関 重信 1960年東京都生まれ。1980年日本電子工学院専門学校芸術学部美術科卒業。現具メーカの広告デザイナー、プランナーを経て、マルチメディアの企画、制作スタッフとなる。1995年フリーランスのプランニング、イラストレーターとして独立。
せな けいこ 1932年1月30日東京都生れる。(本名:黒田 恵子 )絵本作家。お茶の水女子大学附属高等学校卒。武井武雄等に童画を師事。1970年に『いやだいやだの絵本』でサンケイ児童出版文化賞受賞。夫は、落語家6代目柳亭燕路。日本児童出版美術家連盟会員。
せべ まさゆき 1953年愛知県生まれ。東京芸術大学卒業。イラストレーター、絵本作家。作品に「きょうりゅうぱずる」、「かぞえて・みつけて どうぶつパレード100」、「かえるののどじまん」、「ももたろう」、「うんこのうた」などがある。
高木 さんご 1953年千葉県生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。主な作品に「なまずのボンちゃん」「くりすますおねでとう」、「とらねこのしましまパンツ」、「ねこのぼんおどり」などがある。
たかし たかこ 東京都生まれ。1967年武蔵野美術大学油絵科卒業後、日本の抽象画の開拓者であった洋画家・山口長男に師事。銀座シロタ画廊ほかで個展多数。「科学万博つくば'85」壁画出展。ドイツ・ボンでのJAPANISCHE PHANTASTEN展に出展。主な著書にたかしたかこ画集「季節のなかに」、「ひなげしさいた」、「おいでよおいでよ」、「メルヘンランド」、「雪渡り」、「おきなぐさ・いちょうの実」など多数。
高田 敏子 1916年東京生まれ。旧制跡見女学校卒業。日本現代詩人会会員、「山の樹」同人。1961年第1回武内俊子賞受賞。1967年第7回室生犀星賞受賞。著書に「月曜日の詩集」「続月曜日の詩集」「おやすみなさい子供たち」「おやつのあとで」「にちよう日/母と子の詩集」「娘に伝えたいこと」など多数ある。
高畠 純 1948年名古屋生まれ。絵本「だれのじてんしゃ」でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。作品に「ピースランド」、「おとおさんのえほん」、「あら、ぶうこちゃん」、「もしもし・・・」、「みなみのしまのサンタクロース」、「パラダイス」、「ペンギンたんけんたい」、「ブターラとクマーラ ドッキドキ」など多数。
高見 八重子 1958年神奈川県生まれ。鶴見女子大学卒業。主な作には「おかあさんとおさんぽ」「かさじぞう」などがある。
滝平 二郎 1921年茨城県に生まれる。1940年ごろから木版画をはじめ、1942年造型版画協会第6回展に初出品。戦後日本美術会に参加して日本アンデバンダン展に出品。1968年第6回国際版画ビエンナーレ展に招待出品。1970年から朝日新聞日曜版に、独自のきり絵を掲載して好評を博した。絵本の代表作には「八郎」「三コ」「花さき山」がある。
田口 周一 長年ダイビングインストラクターとして、ドルフィンガイドとして海を紹介している。撮りためたビデオ映像はTVなそを通じて広く紹介されている。
竹下 文子 1957年福岡県生まれ。東京学芸大学卒業。童話作家。1996年「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞を受賞「星とトランペット」、「みけねこレストラン」、「きょうりゅう1ぴきください」、「もしもし・・・」、「ねえだっこして」等多くの作品を出版。
田島 征三 1940年大阪生まれ。高知県で少年期を過ごす。多摩美術大学図案科卒業。1969年より東京都日の出町で自然と向かい合いながら、絵・版画・絵本などを制作し、エッセイを書いている。1969年第2回世界絵本原画展(金のりんご賞)受賞。1974年講談社出版文化賞受賞。1988年絵本にっぽん賞、ボローニア国際児童図書展(グラフィック賞推薦)受賞。1990年小学館絵画賞、年鑑イラストレーション擦過傷受賞。
立原 えりか 東京都生まれ。1957年「人魚にくつ」を自費出版。同作品で日本児童文学者協会新人賞を、1961年に「ゆりとでかでか人とちびちび人のものがたり」で講談社児童文学新人賞を受賞。「立原えりかのファンタジーランド」、「花くいライオン」、「月と星の首飾り」など、数多くの作品がある。
辰巳 雅章 1949年奈良県生まれ。テキスタイデザイン及び染色を経て、絵本に傾倒。「絵本万葉集-恋の歌」、「土家由岐雄童句集」全5巻などの作品で、新進の切り絵作家として高い評価を得る。はじめての童話の挿絵に「ねこのよめいり」、他に「鼻」がある。
立本 倫子 イラストレーター、絵本作家。1976年金沢生まれ。大阪芸術大学デザイン科卒業。こどものマルチメディアを企画制作するレーベル「colobockle」を主宰。著書の絵本に「アニーのちいさな汽車」、「じっくりおまめさん」、「おほしさま」、「おひさまぷりん」など他、多数。
田中 潔 1962年生まれ。訳書に「ハリネズミと金貨」、「ワニになにがおこったか」、「ハリネズミくんと森のともだち」、「てぶくろ」、「麦の穂」、「わらの牛」、「きつねとねずみ」などがある。
たなべ いすず 主な訳書に「クリスマスまであと九日-セシのポサダの日」、「ジルベルトとかぜ」、「ちいさなふるいじどうしゃ」、「ねずみのウーくん いぬとねことねずみとくつやさんのおはなし」、「いどにおちたぞうさん 改訂版」などがある。
珠川 成美 1996年より日本デザイナー学院・イラスト専攻科で1年間学び、代々木アニメーション学院・アニメーター科で2年間の修業後、アニメ制作会社に就職。テレビアニメの作画スタッフを経て現在に至る
谷川 俊太郎 1931年東京生まれ。詩人。戯曲、放送台本、作詞の分野にも質の高い仕事を手がけている、児童文学の作品に「しのはきょろきょろ」、「ことばあそびうた」など、翻訳に「マザーグースのうた」ほかがある。
千野 栄一 1932年東京生まれ。1955年、東京外国語大学第四部(ロシア語)卒業。1958年、東京大学文学部言語学専攻卒業。同年、チェコスロヴァキア政府奨学生としてプラハのカレル大学に入学。ヨーゼフ・クルツのもとで古代教会スラヴ語ならびにプラーグ学派を研究すると共に、1959年から同大学日本語科講師を務める(1967年まで)。 1964年、カレル大学文学部スラヴ語科修了。1967年12月に日本へ帰国。1969年、東京教育大学文学部助教授着任。1976年、東京外国語大学外国語学部助教授。1977年、同教授。1988年、チェコスロヴァキア国際交流協会金賞受賞。
長 新太 東京生まれ。1959年絵本「おしゃべりなたまごやき」で文藝春秋漫画賞受賞。1974年絵本「おやべりなたまごやき」で国際アンデルセン賞国内賞受賞。作品に「なんじゃもんじゃ博士」「ごろごろにゃーん」「ぼくのくれよん」「もじゃもじゃしたものなーに?」などがある。またエッセイ集、マンガなどがある。
つちだ よしはる 山形県生まれ。画家。日本大学芸術学部油絵学科卒業。児童書の挿絵や絵本を多数てがける。挿絵の仕事に、「きろいばけつ」、「ふじぎなゆきだるま」、絵本に「森のおくりもの」、「うたえほん」シリーズなど多くの作品がある。
筒井 敬介 1918年東京生まれ。慶應義塾大学在学中から、演劇の脚本、演出を多く手がける。戯曲の分野で斎田喬戯曲賞を、ラジオ・テレビの脚本等で芸術奨励賞を受賞。児童文学では、国際アンデルセン賞受賞し、「かちかち山のすぐそばで」「コルプス先生馬車へ乗る」「日曜日のパンツ」などがある。1983年第6回巌谷小波文藝賞を受けた。
遠山 繁年 1953年長野県生まれ。1977年から1980年まで夫人宮川和子と、パリ国立美術学校でリトグラフを研究する。現在、主にリトグラフの制作で活躍中。主な著書に夫人宮川和子との共作”エマちゃんの本シリーズ”「エマちゃんのおかあさんだーいすき!」、「エマちゃんがころんだ!」、「エマちゃんどこいくの!」などがある。豊かな発想力と力強い画筆は、絵本の新進気鋭作家として熱い注目を浴びている。
徳田 秀雄 1948年広島市生まれ。デザインスタジオ勤務を経てフリーに。イラストレーターとして広告の分野で活躍するかたわら絵本も数多く手がける。主な作品に「月と星の首かざり」「銀のローラースケート」、「ぷぷぷうプウタは一ねんせい」などがある。
土橋 とし子 1960年和歌山県生まれ。イラストレーターとして活躍。主な作品に「ものものずかん」、「ありのあちち」、「極楽さん」他多数。
なかえ よしお 神戸生まれ。日本大学芸術学部美術科卒業。作品に「いたずらララちゃん」、「こころのえほん」他多数がある。
中村 妙子 1923年東京生まれ。津田塾大学英文科、東京大学文学部西洋史学科を卒業。英米文学の翻訳で活躍。児童文学の主な訳書に「びりっかすの小ねこ」、「ぼくの犬キング」、「クリスマス物語集」などがある。
中村 道雄 1948年貢府県生まれ。高校卒業後、上京して独学で絵を描き始める。1969年頃よりイラストレーターとして、月刊絵本誌、レコード・ジャケットなどの仕事を始めるが、あきたらず、独自の新しい手法をさがして、板材をつかった”組み木絵”を考案。1984年組み木絵による第一作「ふるいみらい」を発表。主な絵本作品に、宮沢賢治・作「なめとこ山の熊」、「よだかの星」、吉田定一・詩「あいうえおんどりこけこっこう」などがある。この組み木絵とは、数十種類の板材を使い、着色はせず、木の色のみで絵として組み込んでいく独特の表現方法である。
長崎 武昭 1940年東京生まれ。放送作家として長年NHKや民放の教育番組等を手がける。放送作家として活躍しながら、テレビでの経験を踏まえて、活動の幅を出版の分野にも広げている。
永田 治子 1960年静岡県生まれ。女子美術短期大学彫塑教室卒業。その後、フランスに留学。現在女子美術大学講師。二科会会友。装丁・挿絵を手がけた作品に「虹を見た日」、「モーツァルトの伝言」、「ヒロシマ、八月、炎の鎮魂歌」、「水の精霊」シリーズ、絵本に「ぼく、いってくるよ!」がある。2002年「朝の別れ」で産経児童出版文化賞奨励賞を受賞。
永田 萌 兵庫県生まれ。成安女子短期大学卒業。1987年エッセイ画集「花侍月に」により、ボローニャ国際児童図書展グラフィックス賞を受賞。「夢見る少女」、「NOON」、「うみいろのバケツ」、「ばらいろのもり」、「きんいろのあめ」など数多くの作品がある。
長野 ヒデ子 愛媛県生まれ。主な作品に「おかあさんがおかあさんになった日」、「せとうちたいこさんデパートいきタイ」、「ふしぎとうれしい」他多数。
那須 正幹 1942年広島生まれ。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活に入る。主な作品に「ぼくらの地図旅行」、「さぎ師たちの空」、「お江戸の百太郎 乙松 宙に舞う」、「絵で読む広島の原爆」、「ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・ヒューチャー」など多数ある。
新美 南吉 1913年愛知県生まれ。東京外国語学校英語部文科卒業。中学時代より文学に興味を持ち、童話・童謡・詩・小説などを書き続ける。外語を卒業後も小学校の代用教員等を勤めながら活発な創作活動を行った。1934年没。その作品は民芸的な美しさと親しみ深さを感じさせ、今も多くの人に愛されている。主な作品に「ごんぎつね」、「花の木村と盗人たち」、「おじいさんのランプ」、「最後の胡弓ひき」などがあり、全業績は「校定新美南吉全集」に網羅されている。
西本 鶏介 「ごんぎつね」、「花の木村と盗人たち」、「おじいさんのランプ」、「最後の胡弓ひき」などがあり、全業績は「校定新美南吉全集」に網羅されている。 西本 鶏介 1934年奈良県生まれ。児童文学の評論・創作・民話研究など幅広く活躍。昭和女子大学文学部教授。各ジャンルにわたって著書は多いが、読み聞かせのための本として「読みきかせ日本昔ばなし(10巻)」、「童話が育てる子どもの心」、「子どもとお母さんのためのお話」、「子どもと大人のためのメルヘン・グリム童話Ⅰ・Ⅱ」、絵本に「お母さん、ひらけゴマ!」などがある。
長谷川 四郎 1909年北海道生まれ。函館中学卒業。法政大学文学部独文科卒業。卒業後、南満州鉄道株式会社に入社。退社後招集。復員後、シベリア捕虜体験をもとに「近代文学」に作品を発表した。その後、新日本文学会で活躍し、1960年代の同会を花田清輝と共にささえた。この間、1967年3月には、ベイルートで開かれた第3回アジア・アフリカ作家会議に、日本代表団の団長として出席した。1974年には、花田と戯曲『故事新編』(魯迅の同名の作品に基づいたもの)を共同制作もした。
長谷川 義史 1961年大阪生まれ。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターになる。絵本・児童図書を中心に活躍中。主な作品に「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」、スモウマン」、「うえへまいりまぁす」、「かあちゃんかいじゅう」などがある。
浜野 るり子 1981年多摩美術大学卒業。雑誌・広告・キャラクター商品など、幅広いジャンルに活躍。明るく、元気のある絵柄に、若いファンが多い。絵本「はじめてのABC」、えいが「病院へ行こう2、病は気から」ポスター&CDジャケットなど。
はるの まろ 新潟県生まれ。子供と同じ目線を持って、子供と一緒に親も成長する子育を提唱。
林 明子 東京生まれ。横浜国立大学教育学部美術科卒業。雑誌「母の友」などにカットを描きながら絵本について学ぶ。絵本に「はじめてのおつかい」「あさえとちいさいいもうと」「きょうはなんのひ?」「おでかけのまえに」「へのへのもへじ」「もりのかくれんぼう」など、科学絵本に「かみひこうき」「しゃぼんだま」、「ぼくのぱんわたしのぱん」さし絵に「北海道の牧場で」「魔女の宅急便」「にせあかしやの魔術師」などがある。
福井 美津子 1948年福岡県生まれ。青山学院大学仏文科卒。アテネ・フランセ卒業。77-83年在日セネガル大使館勤務。83年第3回山川菊栄記念婦人問題研究奨励賞受賞。訳書に「ボーヴォワールある恋の物語」、「主婦マリーがしたこと」他多数。
藤城 清治 1924年東京に生まれる。1947年慶応大学経済学部卒業。在学中、油絵を始め、独立美術協会展、新制作派展に入選。卒業後、故花森安治氏に認められ、雑誌『暮しの手帖』に影絵を連載。雑誌、新聞、テレビなどにも影絵を発表。影絵劇、映画制作などにも力を注いでいる。著書に『影絵』(東京創元社)、『お母さんが読んで聞かせるお話』(暮しの手帖社)、『つづみをうつ少年』(ポプラ社)、『藤城清治影絵画集』(講談社)、『イエス』(日本キリスト教団出版局)などがある。
舟崎 克彦 1945年東京生まれ。学習院大学経済学部経済学科卒業。作品に「雨の動物園」、「ぽっぺん先生」、「黒猫ジルバ」シリーズ、「なぞなぞいくつ?」、「夜猫ホテル」他。
舟崎 靖子 1944年神奈川県生まれ。詩人、児童文学作家。別の筆名として童謡・詩で近江 靖子(おうみ やすこ)、小説・随筆で村上 靖子(むらかみ やすこ)。1984年絵本「やいトカゲ」(渡辺洋二絵、あかね書房)により絵本にっぽん賞、「とべないカラスととばないカラス」により赤い鳥文学賞を受ける。
ほしかわ なつよ 主な作品に「おきるじかんよ!」、「はやい-おそい たかい-ひくい はんたいのほん」、「さいごのこいぬ」、「ねんね」、「くんくん あらら」、「ちらかしぼうや」など多数。
ボンボヤージュ 岡山県倉敷市出身。都留文科大学中退。現在は神奈川県川崎市在住。愛猫のボンジロウ(オス・メインクーン)と共に生活していたが、後に脱走し、行方知れずになっている。(しかし、最近になって今度は愛犬のボタン(メス・フレンチブルドッグ)を飼いだした。) きっかけは、大学時代に友人が「学園ポスター」コンテスト応募作成のためにパソコンで絵を描くための道具を購入したことから。(当時は友達が使わなくなったらそのまま放置していた)やがて大学にいかなくなりアルバイトしかやることがなくなったため、 暇つぶしとして絵を描くようになった。元々そんなには絵を描かなかったそうだが、最初から絵が上手かったという。 当時はアルバイトのストレスのせいか、顔の長い暗い女の人ばかり書いていたらしい。 その後自ら運営するホームページ内で始めたコーナー「ちびギャラリー(ちびギャラ)」が 大変な人気となり、ちびギャラグッズとしての書籍、フィギュア、ぬいぐるみ等が各メーカーから多数発売されている。 そのほかにも、旅ボン(旅行記。イタリア編、富士山編、北海道編などがある)や、BONte(イラスト雑誌。ボンボヤージュ以外の作家のイラストも載っている)も書いており、いずれも大好評である。 ペンネームはボンボヤージュだが、「Bon Voyage」の意味(フランス語で「よい旅を」)は知らなかったらしい。そのせいか、ボンボヤージュのスペルは本来の「Bon Voyage」ではなく、日本語読みをローマ字表記にした「Bonboya-zyu」となっている。元は最初に居ついた野良猫の名前だった。
牧野 鈴子 1951年熊本県生まれ。熊本暖気大学教養科美術コース卒業。創作絵本「森のクリスマスツリー」で1983年ボローニャ国際児童図書展エルバ賞推奨、「おはいんなさいえりまきに」で第3回サンケイ児童出版文化賞を受賞。主な作品に「画集・ピウィット」「歌のつばさ」などがある。
松井 直 1926年京都生まれ。同志社大学卒業後、出版・編集に従事し、自動出版社代表を務める。「だいくとおにろく」「こぶじいさま」「ぴかくんめをまわす」などの絵本を始め、「絵本とは何か」「絵本を見る目」「絵本を読む」「わたしの絵本」、国語教科書「にほんご」など著作・評論多数。
まつい のりこ 1934年和歌山県生まれ。 武蔵野美術大学卒業。自分の子どものために制作した手作り絵本を出発点に、数多くの絵本を出版。作品に「あかちゃんのほん」、「じゃあじゃあびりびり」、「ばいばい」、「じゃあじゃあびりびり」 ほか多数。
松浦 とも子 1962年富山県に生まれる。富山大学卒業。主な作品には「カレーライスマーチ」、「おじいちゃんのガールフレンド」、「乙女座の男の子」などがある。「枝」同人。
松岡 享子 1935年神戸に生まれる。神戸女学院大学英文科卒業。1960年慶応義塾大学図書館学科を卒業の後、渡米。ウェスタンミンガン大学大学院で児童図書館学を学び、帰国後東京子ども図書館の仕事や児童図書の研究・創作・翻訳にと多方面に活躍。絵本の翻訳に「くまのビーディーくん」などがある。
松田 範祐 1940年サイパン島生まれ。慶應義塾大学卒業。母校の関西高等学校教諭を経て、その後吉備国際大学講師。作品に「松ぼっくり」、「チポリの国の物語」、「くまくんはびょうきです」、「たぬきくんのかくれんぼ」などがある。
三木 卓 1935年静岡県出身。早稲田大学露文科卒業。詩人、作家。詩集「東京午前三時」でH氏賞を、「わがキディ・ランド」で高見順賞を、小説「鵜」で芥川賞を受賞。他の作品に、詩集「子宮」、児童書「ぽたぽた」、「イヌのヒロシ」など。訳書に「ふたりはともだち」など多数。
宮川 ひろ 群馬県生まれ。金華学園卒業後、小学校教員になる。新日本童話教室、びわの実学校に学ぶ。日本児童文学者協会会員。著書に「るすばん先生」、「ぼくの学校ぼくひとり」、「たんぽぽ戦線あのね」、「春駒のうた」、「よるのかげぼうし」、「びゅんびゅんごまがまわったら」、「天使のいる教室」他多数がある。
宮沢 賢治 1896年岩手県に生まれる。盛岡高等農林学校研究科卒業。卒業後 一時上京したが妹の病のために帰郷、農学校の教員となる。教職を辞してからも、農耕のかたわら農業科学や農民芸術の研究や講義にあたり、宗教と自然と科学の融合された独自の素材をうたいあげることにつとめた。詩人であり、童話作家の彼のおもな著書は『注文の多い料理店』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』などの童話100あまり、『雨ニモマケズ』『永訣(けいけつ)の朝』などの詩400あまりにおよぶ。(1896~1933年)
光吉 夏弥 1904年佐賀県生まれ。慶應義塾大学卒業後、毎日新聞の記者を経て絵本・写真・バレイの研究や評論で活躍。エッチ・エイ・レイの「ひとまねこざる」シリーズ、ナンロー・リーフの「はなのすきなうし」、アンデルセンの「スズの兵隊」、シャーマットの「ぼくはめいたんてい」シリーズなど、多くの児童書の翻訳を手がけた。
村上 勉 1943年兵庫県生まれ。個性的な熱のこもった作品は、童画の世界に新風を送りすでに小学館絵画賞を受賞している。主に佐藤さとるの作品にイラストをつけ「佐藤さとる全集」などの仕事がある。
村上 春樹 1949年京都府生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書に「ノルウェーの森」、「海辺のカフカ」、訳書に「キャッチャー・イン・ザ・ライ」、「西風号の遭難」に始まるオールズバーグ作品など多数。
村上 豊 1936年静岡県生まれ。主な作品に「かっぱどっくり」、「はかまだれ」、「とうちゃんの凧」、「青葉学園物語(全5巻)」他多数。
本上 まなみ 女優としてTV・CM・映画等で活躍。1975年東京生まれ、大阪育ち。NHK「トップランナー」やCX「ザ・ベストハウス」では司会を努め、ナレーターやアニメ「おでんぐみ」で声優としても活躍。著書の絵本に「ぱたのはなし」、「こわがりかかぴのはじめての旅」他、エッセイも多数。
もいち くみこ 岩手県生まれ。実践女子大学英文科卒業。大学在学中より那須辰造に師事する。「おちばおちばとんでいけ」でひろすけ童話賞を受賞。主な作品に「ゆめをにるなべ」、「つるばら村のパン屋さん」、「クマのたんす」がある。
もり ひさし 教師生活の中で児童文学にかかわり、絵本作家となる。画家と組んで「くまさぶろう」や「こぐまちゃん絵本」シリーズ、「ちいさなきいろいかさ」などの絵本を創作。絵本の翻訳では「はらぺこあおむし」、「パパ、おつきさまとって!」、「くまのアーネストおじさん」シリースなどがある。
盛口 満 1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒業。1985年より自由の森学園中・高等学校の理科教師として生物を担当。2000年動向を退職した後、沖縄の珊瑚舎スコーレの活動に関わる。主な著書に「僕らが死体を拾うわけ」、「タヌキまるごと図鑑」、「ネコジャラシのポップコーン」、「ぼくらの昆虫記」などがある。
守矢 るり 1961年東京生まれ。立教大学文学部キリスト教学科卒業。在学中に七尾純氏に見出され、「すっきりうんち」を出版。パリ、エコール・デザイン・ペニンゲン留学。作品に「くららおばさんはまほうつかい?」シリーズ全6巻など、小学校教科書「保健」なども手がける。
森山 京 東京都生まれ。1968年「こりすが五ひき」で講談社児童文学新人賞に入選。「きつねの子」で路傍の石幼少年文学賞、「あしたもよかった」で小学館文学賞、「まねやのオイラ旅ねこ道中」で野間児童文芸賞など受賞多数。近刊に「あやとりひめ」、「くまさんおいす」などがある。
八木田 宜子 1937年東京生まれ。東京大学卒。教育史、教育哲学専攻。児童図書の編集を経てふりーで児童書の翻訳、絵本の創作に従事。主な訳書には、「ライバルはにんきもの」、絵本に「まるかいて」などがある。
柳生 弦一郎 1943年生まれ。絵本作家。セツ・モードセミナー卒業。’67年『青年は荒野をめざす』のイラストで講談社さしえ賞を受賞。FL初登場は’69年連載小説『赤い瓦屋根の家で』(曾野綾子)の挿し絵。当初はジャズを感じさせるようなスピード感ある絵柄だったが、次第に現在のような作風に変化。著書は『はなのあなのはなし』(福音館書店)、谷川俊太郎詩集『みみをすます』(福音館書店)の絵・装本ほか多数。FLを語る上で、不可欠の人。
八百板 洋子 1946年福島県生まれ。中央大学卒業後、ブルガリア・ソフィア大学大学院に留学。訳詞集「2つの心情(こころ)」で日本翻訳文化賞特別賞を受賞。訳書には「世界のメルヘン」「十二のつきのおくりもの」「うそをついてごめんね」などがあり、著書も多い。
安井 淡 1921年京都生まれ。上智大学卒業。「あかいくつ」など心温まる画風の絵本を描き続ける。(1989年没)
柳瀬 房子 1948年東京生まれ。フェリス女学院短大卒。国際積善会事務局長を経て、1980年から「難民を助ける会」幹事・事務局長。1996年6月から同会専務理事・事務局長。1991年社会福祉法人「さぽうと21」理事。1996年多年に渡る国際協力活動により、外務大臣表彰を受ける。
柳谷 圭子 東京生まれ。慶應義塾大学を経てアルゼンチンのサルバドール大学入学。日本児童文芸家協会・日本翻訳家協会・日本国際児童図書評議会会員。作品に「そりをひいたツン」「七つの白い石」「はるかなるおごん帝国」「マザー・テレサ」など。
山田 正弘 1931年東京都生まれ。文化学院卒業。詩人。脚本家。テレビ番組の作品には、人間模様「とおりゃんせ」、銀河テレビ小説「いけずっこ」、「中学生日記」、ウルトラQ「カネゴンのまゆ」「ウルトラマン」などがあり、映画「エロス+虐殺」はシドニー国際映画祭で南十字星賞グランプリを受賞している。絵本では「ナイチンゲール」「ヘンゼルとグレーテル」などがある。
山本 忠敬 1916年東京生まれ。東京美術学校図案科卒業。横浜シネマで漫画映画の製作に携わって以来、漫画映画への関心は強い。アート・ディレクターとして活躍。絵本には「とらっくとらっくとらっく」、「しょうぼうじどうしゃじぷた」、「はたらくじどうしゃ」など多数がある。
山室 静 1906年長野県生まれ。東北大学美術学科を卒業。日本児童文学者協会、日本自動文芸家協会会員。日本女子大学教授を経て、文芸評論、北欧文学の紹介、児童文学の翻訳等、多方面で活躍。代表的な訳書に「ロッタちゃんのひっこし」がある。
葉 祥明 1946年熊本市生まれ。1990年「風とひょう」でボローニャ国際児童図書展グラフィク賞受賞。1991年神奈川県北鎌倉に「葉 祥明美術館」を開館。1992年オリジナル・キャラクター「JAKE」が、ふみの日記念切手に採用される。1995年旧ユーゴの子供たちとジョイント展(難民を助ける会主催)に参加。
渡辺 茂男 1928年 静岡県生まれ。慶応義塾大学を卒業後、渡米してウェスタンリザーブ大学大学院をおえ、ニューヨーク公共図書館に勤務。慶応義塾大学教授を経て、子供の本の仕事に専念。創作に「寺町三丁目十一番地」、訳書に「ロージーのおさんぽ」、「おやすみみみずく」、「どろんこハリー」、「エルマーのぼうけん」など多数ある。
渡辺 有一 満州に生まれる。武蔵野美術短期大学卒業。健康的でユーモラスに満ちた明るく楽しい絵柄による作品で好評を得ている。絵本「ねこざかな」でボローニア国際児図書展グラフィック賞受賞。「はしれ、きたかぜ号」で絵本にっぽん賞受賞。日本児童出版美術家連盟会員。
和田 誠 1936年大阪生まれ。第一線のグラフィック・デザイナーとして幅広く活躍。谷川・和田コンビの仕事に「しりとり」「しのはきょろきょろ」「ハッハワッハハイのぼうけん」などがある。

■国外 作者プロフィール

作者名 プロフィール
アルカディオ・ロバート 1955年スペイン生まれ。ヨーロッパを中心に絵本を多数発表。1991年ボローニア国際児童図書展で、エルバ賞を受賞。「きりのまちのステパン」、「ちいさなまほうつかいとおおきな木」など作品多数。
アルビン・トゥレッセルト 1961年アメリカ、ニュージャージー生まれ。高校を卒業後、インテリア・デザイナーになり、こどもの本を書き始める。「Rain Drop Splash(あまつぶぽとりすぷらっぷ)」で1947年度コールデコット賞次点。「White Snow Bright Snow(しろいゆきあかるいゆき)」で1948年コールデコット賞を受賞。
イアン・ファルコナー 雑誌「ニューヨーカー」の表紙画を手がける画家・イラストレーター。イラストのしごとのほか、ニューヨーク・シティバレー団、サンフランシスコオペラ劇場、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスの舞台装置や衣装デザインを手がける。ファルコナーが初めて手がけた絵本「オリビア」はコルデコット賞銀賞を受賞。また17カ国で出版され、世界的なベストセラーとなった。2001年第2作「オリビアサーカスをすくう」を発表。2003年、3作目となる「オリビア・・・と きえたにんぎょう」を刊行。
ヴィークランド 1930年エストニア生まれ。スウェーデンの美術学校で絵の勉強をつみ、「ミオよわたしのミオ」を契機に児童書の挿絵や絵本を書き始める。リンドグレーンとのコンビの作品が多い。
エアリアン・デュウェイ ニューヨークのサラ・ローレンス大学で絵画を学び、ホセ・アルエゴと共同で子供の絵本の新しい分野を開拓している。
エルサ・ベスコフ ストックホルム生まれ。ビアトリクス・ポター(ピーターラビットのお話の作者)に匹敵すると言われるスウェーデンの絵本作家。33冊に及ぶベスコフの絵本は、広く世界中の子供達に喜ばれ、今も愛されている。少女時代から絵が好きで芸術学校に学び、卒業後母校の小学校の画の教師になる。教師をやめた後、絵本や児童書の挿絵の仕事を始めた。1952年スウェーデンの最高賞であるニルス・ボルゲンソン賞を受賞。
オー・ヘンリー (O. Henry, 本名:William Sydney Porter, 1862年9月11日 - 1910年6月5日)は、アメリカの小説家。主に掌編小説、短編小説を得意とし、381編の作品を残した。市民の哀歓を描き出した短編が多く欧米ではサキと並んで短編の名手と呼ばれる。映画化されたものも少なくない。
ガース・ウィリアムズ ニューヨークに生まれたが、7歳の時イギリスに移り住み、ロンドンのウェストミンスター美術学校、王立美術学校で油絵、水彩画、壁画、彫刻などを学び、いくつもの作品を残している。すぐれた作品により世界的に高く評価されている。
カズコ・G・ストーン 多摩美術大学グラフィクデザイン科卒業。1973年渡米。主な絵本の作品に「わにのアリゲーきたのしまへ」等のアリゲーシリーズ、「おやすみわにのキラキラくん」。「やなぎむらのおはなし」のシリーズ、「サラダとまほうのおみせ」「ほたるホテル」がある。アメリカで出版されている絵本に「Monster Mary Mischief Maker」「Dorobo the Dangerous」「Cool Melons Turn to Frogs!」などがある。ニューヨーク在住。
ガブリエル・バンサン ベルギー・ブリュッセル生まれ。ブリュッセルの美術学校で絵画を学び、以後長期にわたりデッサンに専念した。彼女の絵の最大の特徴である線描の確かさは、そのたまものである。「くまのアーネストおじさん」の他に「アンジュールある犬の物語」、「たまご」、「セレスティーヌ アーネストとの出会い」、「天国はおおさわぎ 天使せら・フィーノの冒険」などのデッサン絵本や「ちっちゃなサンタさん」、「テディ・ベアのおいしゃさん」、「おやすみまえに」、「老夫婦」、画集「砂漠」、三部作に「パプーリとフェディリコ」がある。
カレン・ガンダーシーマー 1936年マサチューセッツ州のボストン生まれ。1961年サラ・ロレンス・カレッジ卒業。有名なイラストレーターで、数々の絵本にさし絵を提供。
キャシー・ジェイコブセン 1952年ミシガン州ワイアンドット生まれ。アメリカの最も実力あるフォーク・アーティストの一人で、作品はスミソニアン博物館や、アメリカン・フォークアート美術館の常設コレクションに含まれ、高い評価を受けている。
クリスチャン・メルベイユ 1949年ベルギー生まれ。子供向けの音楽、演劇、出版等で幅広く活躍するマルチアーティスト。音楽ではこれまでに10枚以上のアルバムを発表し、94年に「Chut, Faut rein dire...」でゴールドレコード賞を、またその活動への評価としてベルギー芸術協会(SABAM)の自動賞を受賞する。年間に約150回、演劇の公園を行い、フランス語圏の子供向けの雑誌・絵本でも数多く活躍中。テレビ・ラジオ出演も多数。
クリスティーナ・ビョルク 1938年ストックホルム生まれ。グラフィカルデザイン学院卒。女性雑誌のグラフィックデザイナーを数年勤め、その後新聞社で子供欄を担当。子供のテレビ番組や児童書の作家として活躍。レーナ・アンデションとの共著は「リネアの12月」をはじめ15冊に及び、ヨーロッパの主な賞を共同で受賞している。
クリス・ヴァン・オールズバーグ 1949年アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。1986年「急行 北極号」でコルデコット賞受賞。絵本作品に「ジュマンジ」、「西風号の遭難」など多数。
コルネイI.チュコフスキー 貧しい家庭に生まれながら幼い頃から内外の文学に親しみ、19世紀ロシアの詩人ネクラーソフの研究によってレーニン賞(1962年)や、オックスフォード大名誉博士号を贈られるほどの文学研究家・評論家となった。
シャーロット・ゾロトウ アメリカ・バージニア州生まれ。ウィスコンシン大学卒業。出版社で児童図書の編集をするかたわら、絵本作家として活躍。主な絵本に「ねいさんといもうと」、「うさぎさん てつだってほしいの」がある。
G.ブライアン・カラス 絵本に「おやべりくれよん」、「むしゃ!むしゃ!むしゃ!マグリーリさんとはらぺこウサギ」、「じゅうにんのちいさなミイラっこ」、「はがぬけたらどうするの?せかいのこどもたちのはなし」など、ニューヨーク在住。
ジョス・ゴフィン 1938年ベルギー生まれ。ブリュッセルでグラフィックデザインを学んだあと、パリの出版社、広告代理店でアートディレクターとして働く。その後62年にブリュッセルに戻り、イラストレーター、デザイナーとして独立。その活動は雑誌の表紙、レコードのジャケット、CM、絵本など多岐にわたり現在ではヨーロッパでも指折りのグラフィック・デザイナー協会から数々の賞を受けている。
ジョン J.ミュース アメリカ・オハイオ州生まれ。日本で石の彫刻を学び、オーストリアとドイツとイギリスで、印刷とデッサンを学ぶ。二児の父。「絵本は、父親として私が感じたことを突き詰めたい、という欲求からうまれました」と述べている。作品に「ふれ、ひれ、あめ!」、「しあわせの石のスープ」などがある。
ジョン・ヴァーノン・ロード 1939年イギリスでパン屋の息子として生まれる。幾つかの美術学校で学び、絵画、デザイン、工芸を修める。現在イラストレーターとして活躍。妻と3人の娘と暮らしている。他に「にげだしたローラー・スケート」もあり、その美しい絵は、日本の子供たちにも好評である。
ソフィー・ファスト 1957年フランス生まれ。パリの美術学校を卒業後、イタリアのフィレンツェで絵本の仕事に携わる。
ドリス・シュワーリン ニューヨーク市在住。作曲家、劇作家。「あすは きっと」は孫のベンジャミンのために書かれたもので、ベンジャミンが彼の未来、つまりかれにとっての”あす”について、疑問を抱いていた2歳の頃に書かれたものである、日本に紹介されるのは「あすは きっと」が最初の作品。
ドン・フリーマン 1908年アメリカのカリフォルニア州生まれ。1978年2月没。高校卒業後ニューヨークに出て、絵の勉強をする。劇場案内の絵やポスターを描くうちに、絵本作りの魅力に取りつかれ、多くの絵本を残した。代表作に「くまのビーディーくん」、「にんぎょうのくに」がある。
ナニー・ホグロギアン 主な作品に「きょうはよいてんき」、「どろぼうとおんどりこぞう」、「やぎのびりいとふとったなかまたち」、「あくまの三本の金のかみの毛」、「あくまの三本の金のかみの毛」など、他多数。
パット・ハッチンス イギリス・ヨークシャー生まれ。幼少の頃から絵を描くのを得意とする。地方の武術学校を出たあとリーズ美術専門学校でイラストレーションを専攻する。夫と二人の息子と共にロンドンに在住。処女作「ロージーのおさんぽ」以来、「風がふいたら」、「おまたせクッキー」など、次つぎに傑作を発表し、ユニークな絵本作家として世界的に高く評価されている。
ハワード・ノッツ アメリカ・イリノイ州生まれ、画家。シカゴ美術大学卒業。主な絵本に「ふゆねこさん」がある。
ブライアン・ワイルドスミス 1930年イギリス・ヨークシャー州生まれ。バーンズレイ美術学校を経てスレイド美術学校(ロンドン大学芸術学部)へ。その後経を描く生活にはいる。数学、音楽、美術に通じ、その透徹した目で描く画像と鮮やかな色彩のハーモニーが、すべての作品に大きな特色と魅力を与えている。1962年「ワイルドスミスのABC」で絵本界最高の栄誉であるケイト・グリーナウェイ賞を受賞。キーピングやバーニンガムと並んで、第二次世界大戦後のイギリス絵本の黄金期を築いた一人である。
ホセ・アルエゴ フィリピン生まれ。代々法律家の家柄だったが、アルエリゴだけは画家を志しニューヨークの美術学校に学んだ。フィリピンの昔話をテーマにした絵本をたくさん描いている。
マーガレット・ワイズ・ブラウン 1919年生まれ。(1952年没)生前に90冊以上の作品を残し、そのうち少なくとも20冊は絵本の古典として数えられている。「人は子供たちが愛してやまないものを、同じように愛する必要があります。」と彼女は言い、その言葉にそって注意深く、子供たちを見つめました。
マーシャ・ブラウン 1918年ニューヨーク州ローチェスター生まれ。3姉妹の末っ子。父親は牧師だった関係から、ニューヨーク州のあちこちに住む。高校卒業後、アルバニーのステート・カレッジに入り、 夏にはウッドストックの絵画塾で学ぶ。大学卒業後、3年間高校の教師をしたが、絵の道に進むことを決心。ニューヨークに出て、ニューヨーク公共図書館のパート・タイムの仕事を見つける。そこで、稀覯書部門の展示や子どもたち へのお話しの時間の担当をしながら、ニューヨーク・スクール・フォア・ソシアル・リサーチで学ぶ。1946年彼女の最初の子どもの本がスクリブナー社から出版され、1947年2冊目の「Stone Soup」は1984年コルデコット賞 オナーブックに選ばれる。1948年図書館の仕事をやめ、以降、絵本作りに専念。Cinderella,or the Little Glass Slipper(1955)、Once a Mouse (1962)、Shadow(1983)でコルデコット賞を受賞。ちなみに、長いコルデコット賞の歴史の中でも、 3度この賞を受賞したのは、2008年までで、彼女と、2007年に3度目を受賞したデイビット・ウィズナーだけ。ちなみに彼女は、オナーブック(次点)も6回、次の作品で選ばれている。
マイク・セイラー 1936年アメリカのロサンゼルス生まれ。物語、漫画をかき、作詞やテレビの演出もする多才な作家。絵本に「わゴムはどのくらい、のびるかしら?」がある。
マウリ・クンナス 1950年フィンランドのバンマラ生まれ。ヘルシンキ工芸大学でグラフィック・アートを専攻。テレビの自動番組、新聞の社会戯評の妻タルヤが彩色の協力をしている。代表作に「フィンランドの小人たちトントゥ」「サンタクロースと小人たち」がある。
マリアン・クシマノ 10代の頃から道化師、歌手、人形使いそして養護者など、さまざまなかたちで子どもたちと関わり、子どもたちの中で働く。アメリカのカソリック大学で国際政治学の教鞭をとる。
マリー・ホール・エッツ 1895年アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。小さい頃から絵が上手く、小学1年のときには、大人の絵画教室で勉強するほどの腕前だった。第一次世界大戦中に結婚。しかしすぐに夫は亡り、その後社会事業に従事。赤十字からソーシャルワーカーとしてチェコへ。そこで誤った予防接種をうけ、健康を害して活動ができなくなり帰国。その後ロヨラ大学医学部教授であったエッツ氏と再婚。「赤ちゃんのはなし」は、エッツ氏をはじめとする専門家の助言を受けながら出来あがった作品。エッツ氏の死後はニューヨークに戻り、絵本づくりに専念。 「セシのポサダの日・クリスマスまであと九日」でコルデコット賞受賞。
マリサビーナ・ルッソ 主な作品に「ぎょうれつぎょうれつ」、「テーブルのした」、「おきるじかんよ!」、「赤ちゃんのようじ ママのようじ」、「おやすみおやすみぐっすりおやすみ」、「おおきいうさぎとちいさいうさぎ」などがある。
モーリス・センダック 1928年ニューヨーク生まれ。アメリカの代表的な絵本作家。1970年度の国際アンデルセン賞画家賞を受賞。代表的な絵本にコルデコット賞を受けた「かいじゅうたちのいるところ」、「まどのそとのそのまたむこう」のほか、「子いぬのかいかた しってるかい?」、「まよなかのだいどころ」がある。
ユーリー・バスネォフ 1900年生まれ。ペトログラードの芸術文化研究所でナレーヴィチにキュビズムを学ぶ。その後国立出版所児童書部で、挿絵を描きながら、学校で美術を教える。ロシアの国民的挿絵画家の地位を確立、2000年には生誕100年を記念して、国立ロシア美術館で回顧展が開催された。(1973年没)
ラッセル・ホーバン アメリカのペンシルバニア州に生まれた。大学に入学したが、5週間ほど通学しただけで中退して、その後は1943年の軍隊入隊まで、フィラデルフィアの美術学校で学んだ。1956年以来どの派にも属さずニューヨークとコネチカットで絵を教えながら、作家としてさし絵画家として活躍している。さし絵には自作の"what does it do and does it work?”、サリンジャー作の「フラニーとズーイー」など、文にはこのフランシスのシリーズとして「フランシスのいえで」「フランシスのおともだち」などがある。
ラヨス・コンドル 1926年ハンガリーの首都ブダペストに生まれる。ブダペスト応用芸術学校を卒業した後、エッチングを中心として幅広く芸術活動を行なっている。絵本作りにも多くの力を注ぎ、ハンガリー国内ではムンカチ賞始め多くの賞を授けられている。代表作品には”ハンガリー民話7たす7”等があり、1982年に日本で初めて出版れたピーマン大王”は高い評価を受けている。現在はブダペストに住んでいる。
リープ・リンドバーグ 1945年ニューヨーク生まれ。小説やエッセイ、子どものための詩の本などを出版している。アン・モローの末っ子。
リンド・グレーン 1907年スウェーデン生まれ。小学校教師を経て、児童文学の創作に専念。国際アンデルセン作家賞等、数々の文学賞を受け、世界でもっとも子どもの心を捉えていると評価される童話作家。
レーナ・アンデション 1939年ストックホルム生まれ。美術学院卒。クリスティーナ・ビョルクと同じく女性雑誌のグラフィックデザイナーを経て、作家・画家として独立。
レイモンド・ブリッグズ 1934年イギリス・ウィンドブルドン生まれ。ウィンドブルドン美術学校で絵画を学ぶ。1967年「マザーグースの宝玉集」の挿絵でケイトグリーナウェイ賞を「受賞。その後自ら原作を手がけ、1973年「さむがりやのサンタ」でも同省を受賞。1982年には「スノーマン」でフランシスウィリアム賞を受賞した。その他「サンタのたのしい夏休み」、「風が吹くとき」など著書多数。イギリスを代表する作家、イラストレーター。
レナード・ワイスガード 1916年コネチカット州ニュー・ヘイブン生まれ。1974年「The Little Island」で画家としてコールデコット賞を受賞したのを含め、沢山の賞を受賞。
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ 1828年トゥーラ郊外の豊かな自然に恵まれたヤースナヤ・ポリャーナで伯爵家の四男に生まれる。カザン大学に入学するが、成績はふるわず、2年足らずで中退。帝政ロシアの小説家・思想家。トルストイはガルシン、チェーホフ、コロレンコ、ブーニン、クプリーン、および革命後ソ連で活動したショーロホフ、アレクセイ・トルストイ、パステルナークをはじめ多くの作家に影響を与えている。主要作品に「戦争と平和」、「アンナ・カレーニナ」、「クロイツェル・ソナタ」、「復活」など。
ロジャー・デュボアザン 1904年スイス・ジュネーブ生まれ。織物デザイナーとしてアメリカへ渡る。はじめて子どもの本を描いたのは1932年、その後40年間で130冊以上の絵本を出した。動物を主人公にした作品は、暖かくユーモアに満
ロバート・クラウス 1925年アメリカ・ミルウォーキー生まれ。25歳で初めての絵本を出版し、その後長く雑誌「ニューヨーカー」にマンガを描いていた。1966年になり自分で出版社ウィンドミル・ブックスを設立。
ロバート・グロスマン 1940年ニューヨーク生まれ。エール大学美術家卒業。少年の頃から家業の印刷業を手伝い、学生時代には本や新聞の編集をする。雑誌「ニューヨーカー」の時事マンガの編集を経て、挿絵画家として活躍。
ロバート・バリー 1931年アメリカ・ニューポート生まれ。ロードアイランド・デザイン学校を卒業後、スイスのチューリッヒんお美術工芸学校、ドイツ・ミュンヘンの美術アカデミーでまなぶ。1957年初めての本「フェイント・ジョージ」でニューヨーク・タイムズ紙のベスト・テンに選ばれる。1963年に刊行された「おおきいツリーちいさいツリー」が評判となりその後も絵本の制作に携わる。